こんにちは。

たまゆら庵の半田真弓です。

 

今回のクライアントさんは、

離れて暮らす家族のお悩みでした。

若い頃は誰よりもしっかりして理知的だったおばあさまが、認知症になりご家族で戸惑っている、どうしていいのかわからない様子を見るのが辛い。

とのことでした。

おばあさまが、拒否するのはなぜ?

その行動をするのはなぜ?

認知症になっても、すべての行動にはそれなりの理由があるのです。

話ができる今のうちに、若い頃の話を聞きましょう。一番張り合いのあった頃の話を聞きましょう。

それが、介護者の助けになることがあります。

あれやこれや腐心するよりも、「あなたが大好き」と、伝えましょう。

それは、一緒にいるときにユックリ話を聞くことかもしれません。

一緒のおやつを共に頂くことかもしれません。

手を取って背中をユックリなぜることかもしれません。

愛情表現をいっぱいして、「どんなになっても、家族だよ」と、受け入れる姿勢を見せ続けて下さい。

認知症は「バカ」になって行く病ではなく、「赤子に還ってゆく病」です。

今、ご本人が一番辛いとき。「第三の思春期」

そこを通り越すと「児童」になり「幼児」になり「乳児」になり、生まれた場所へかえって行きます。

その途中で、施設にお預けすることもあるかもしれません。それでもいいんです。どこに行っても「大事な家族」とメッセージを送り続ければいいだけです。

大事なのは、介護家族が健やかに生活できる事ですから。